星の一生の最期に新たな形態が存在
ー中性子星の誕生が引き起こすガンマ線バーストと超新星の発見ー
5. 結論
GRB060218に付随した超新星SN 2006aj
GRB060218に付随した超新星SN 2006ajは、質量が太陽の20倍程度の星が
中性子星を残して爆発したことで引き起こされた現象であることがわかりました。
太陽の20倍の質量を持つ星の最期
このような軽い星はこれまで普通の超新星にしかならないと考えられていましたが、
今回の研究により、通常の超新星よりもエネルギーの大きい爆発を起こし、
さらにX線フラッシュとして観測されるものがあることが明らかになりました。

Masaomi Tanaka
Department of Astronomy, Graduate School of Science,
University of Tokyo